2006年6月17日
現地レポート 新焦点 航南路店
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・日本人経営の新焦点加盟店・・・
上海動物園からタクシーを10分程とばし、新焦点の航南路店へ。ここは自動車メンテナンスショップがひしめく地区。その一角に大石恭士、田口功介率いる自動車メンテナンスショップ「J-standard」が。J-standardは新焦点加盟店のなかで唯一の日本人経営店舗。
写真1 自動車メンテナンスショップがひしめく航南路
写真2 J-standard(新焦点航南路店)
写真3 J-standard(新焦点航南路店)
・・・中国自動車メンテナンスの現状・・・
以前、知り合いの中国人の自動車に乗せてもらい上海市内を移動していた際、車の調子が悪くなり近くのメンテナンスショップに行ったことがある。車の底面のあるパーツが外れかかっていた。中国の修理方法はすごい。その外れかかったパーツを針金で固定するだけなのである。唖然としてしまった。
大石総経理にその話をし、中国の修理技術について伺ったところ、そのような適当な処置を行う業者(工員)が非常に多いとのこと。適当な修理を繰り返し、どうにもならなくなった状態でJ-statndardに訪れる客もいるらしい。
中国は工具の質も悪い。J-standardでは、日本から持ち込んだ工具を使用し、修理は店長の田口氏が中心となって行う。日本水準のサービスを受けられるのである。そのため、新焦点から技術視察に訪れることもあるのだとか。新焦点加盟店のなかでNo1の技術力を有しているのである。
写真4 J-standard店内
写真5 J-standard店内
・・・修理依頼に訪れる客の違い・・・
修理依頼に訪れる客、日本人と中国人では態度がことなるとのこと。日本人は修理依頼後にウェイティングスペースで寛ぎ、修理の完了を待つ。ところが中国人は自分の車から離れない。修理を監視するのである。工員を信用できないのであろう。
・・・今回感じたこと・・・
大石総経理曰く「お客様は、店舗の看板ではなく、その個々のショップの技術力で店を選ぶ」とのこと。新焦点だからJ-standardに依頼するのではなく、日本レベルの技術力を求めJ-standardに依頼するのである。
今後新焦点に必要なことは、加盟店の技術力の底上げと、修理方法の統一なのであろう。新焦点やQさんが絡んでいる自動車修理工員教育学校設立プロジェクト。技術力の向上に対して新焦点は既に動いている。各加盟店の技術力が実際に向上する、それにはまだ暫く時間がかかるのであろうが、この学校をうまく利用し新焦点の発展につなげて欲しいものである。
大石総経理と田口店長、このお二方を新焦点自動車修理部門にアドバイザーとして招いてみたら? などと思ってしまいました。
・・・店舗情報・・・
店名:J-standard(新焦点航南路店)
住所:上海市閔行区航南路280-284号
電話:021-6421-3660
|